バリデーション

バリデーション(Validation)とは、妥当もしくは適切であるかどうかを検証、確認、立証することを言う。

バリデーションは、実際の事情によくあてはまっているかどうか、処理のやり方に無理なところがないか、一定の形に定まっているかどうか、取り決めた設計に間違いがないかどうか、そういったことを実際に調べて証拠立てることである。そのため、様々な状況で、色々な形で利用されている。

ハードウェアなら、部品や機器が、決められた要求を満たしているかどうか、ソフトウェアならその記述されたものが決められた方法によってきちんと記述されているかどうかなど。バリデーションはこういったものを検証することである。

HTMLやCSSなどの場合、バリデーションを行うためのバリデータと呼ばれるソフトウェアがある。これは、W3C(World Wide Web Consortium)がサイト上で提供しているものであり、使ったことのある人はきっと多いと思う。主な機能は書式チェックだが、これがなかなか厳しいと感じる人も多いかな。新しい書式などは推奨されないからだ。とはいえ、この機能もバリデーションである。

プログラムでいうバリデーションの対象は入力フォームである。フォームに入る文字は、電話番号や郵便番号、住所、名前などがある。例えば、電話番号や郵便番号は数字のみを使っているため、数字以外の文字が入力されたら、アラートを表示して訂正を促す。また、住所などは数字と日本語のセットであるため、これらのセット以外の文字が入力されたら、アラートで訂正を促す。こういった動作をさせるプログラム、もしくはそのコードがバリデーションである。

ちなみにセキュリティー対策でしているフォーム内容のチェックは、エスケープという。悪意あるコードの書式パターンを除外するため、いちおう妥当かどうかを確認するといった意味もあるのだが、こちらはバリデーションとは言わない。

バリデーションの意味を簡潔に説明すると

適切かどうかをチェックすること。