オペランド

オペランド(operand)とは、式を組み立てている中身の内、プラスやマイナスなどの演算子以外の数字のことをいう。

オペランドは、掛けたり割ったり、足したり引いたりする算術や複合、比較、論理演算子、そしてインクリメント、デクリメントなど、こういったもの以外の数値や変数のことである。

例えば、「50+100」であれば50と100がオペランドになる。これは、「250×300」や「150÷30」、「650-350」といった数式でも同じ。数字の部分がオペランドである。

これに対し、演算子の部分はオペレータという。オペランドはオペレータの演算対象の部分のこと。つまり、演算子の演算対象がオペランドということになる。演算子は上述した通り、足したり引いたり、割ったり掛けたりするための記号などのことである。

プログラム的に「a+b」であれば、aとbがオペランドである。両者には内部的に変数が格納されているが、基本的概念は数学のそれと同様である。プログラムでは論理オペレータも加わる。

また、プログラムでオペランドというと、マシン語オペコードに対比されることが多い。オペコードとは、一個の命令で構成された、実行させるべき操作の種類のことである。そしてこの場合のオペランドは操作対象のことを指す。オペコードとオペランドはセットになった一連の命令コードであり、ニーモニックともいう。

オペランドの意味を簡潔に説明すると

式を構成する要素のうち、被演算子の部分のこと。