シーティーアール/CTR

CTR(シーティーアール)とは、「クリック数÷表示回数= CTR」の計算式から得られる結果のことである。

CTRは、Click Through Rateの略で、日本語では、クリックスルーレートという。表示回数が1000回でクリック数が100回の場合、CTRは10%となる。このため、CTRは、クリック率とも言う。

広告の場合、この値が高いほど有益なものとなる。成果を上げている場合はもちろん、CTRが低い場合は改善余地のある広告やキーワードを見つけ出すのに役立つ指標になる。ただし、移動先のページにおいて、最終目標となる行動をユーザにとってもらわないと意味が無い。

広告でのクリック率は魅力やニーズ、大きさ、掲載場所などによって変化する。

自然検索に関するCTR

自然検索の検索結果の表示回数とそのclick数の関係におけるCTRでも、上記と同じ計算方法になる。この値が高いほど、サイト管理者側にとっては嬉しい話だ。しかし検索する側のユーザにとっては必ずしも有益とは限らない。

この場合のCTRは、実は検索結果で上位表示されるほど高くなる傾向にある。つまり、順位が高いほどリンク先ページの質の良しあしに関係なく、clickされやすくなるという訳だ。もちろん、ページの質が良いものであればそれに越したことは無い。しかし、利用する側のユーザにとって何が有益なのかは、個々の利用するユーザにとって異なることもあるだろう。

尚、自然検索とは、オーガニック検索とも言う。

CTR、PPC、CPCの違い

PPCは、Pay Per Clickの略で、クリック課金型の広告の総称である。リスティングやコンテンツ連動型、行動ターゲティングといったものがあり、クリックされる度に広告費が発生する。CPCは、Cost Per Clickの略でクリック単価のことである。一回のクリックでかかる費用を意味する。クリック課金型広告のPPCでは、CTRとCPCも深く関わっている。

CTRの意味を簡潔に説明すると

クリック数を表示回数で割った値。