パーマリンク
一般には、ウェブサイト上の各記事において個々に割り当てられたアドレスのことを言う。もとは、「permanent link」を略したもので、「permanent」は永久や恒久、常設などの意味を持つ。よって、パーマリンクは常設リンクもしくは恒久的リンクと解釈できる。
この解釈では、httpもしくはhttpsから始まって、記事(ページ)固有の名前までのアドレスがパーマリンクとなる。htmやhtml、phpなどの拡張子がある場合はそれを含む。ドメイン名も変更されたらアクセスできないため、パーマリンクの概念に含まれるのが妥当である。
しかし、CMS(content management system)などでは、設定欄においてドメイン以下なら任意に変更できることから、この部分をパーマリンクとして解釈する場合もあるようだ。CMSとは、コンテンツ管理システムのことで、ワードプレスがその代表例。
CMSでは設定パネルの仕組みによって、パーマリンクの概念が色んな風に解釈できてしまう。例えば、「パーマリンク設定」という部分をクリックして、そこに変更できる部分の入力フォームがあれば、その変更できる部分が、パーマリンクであると解釈してしまっても不思議ではない。それは「パーマリンク設定」と表示してるから。設定できる部分が「パーマリンクである」という意味にもとれる。
ただ、ワードプレスの場合、良く見ると変えられない部分がある。http~からドメイン名の末尾まで。マルチサイトなら、子サイトに指定したディレクトリまで。通常の設定パネルからでは変更できない。変えられないということは恒久的という意味でもある。そういう意味ではパーマリンクの一部でも変更できるというのは矛盾してる。なぜなら、パーマリンクは恒久的だから。
ワードプレスでいうパーマリンクは、私見だが、おそらく「ドメインも含めてパーマリンクだから、最初に設定したら、なるべく変更しないでね。でも、どうしても必要な場合、ドメイン以下なら変更できるよ。ドメインそのものを変更したいなら、独自ドメインを取得して、再び設定し直してね。」という意味かも知れない。