あくせすけん/アクセス権

アクセス権(Access right)とは、何かに接続するための権利を言う。

アクセス権の制御対象には、データベースをはじめファイルやディレクトリ、プログラム、ネットワーク、ウェブページなど、様々なものがある。データベースやネットワーク、ウェブページなどではIDやパスワードなどで管理することが多い。

サーバ上のファイルやディレクトリのアクセス権は、パーミッションが使われる。オーナーやグループ、その他といった分類で管理される。具体的には、呼び出し、書き込み、実行といったものに644などの数値や「rw-r--r--」といった記号を使って属性を割り当てる。

ウィンドウズでは、アクセス権がありません、などといった内容が表示されることがある。例えば、「このフォルダーにアクセスする許可がありません。」といった具合。この場合、管理者権限に変更設定すると大抵解決する。これは一台のパソコンを複数人で使う共有機能があるため。自分が管理するフォルダは、他人には開けないようになっている。

また、Webページには、簡単にアクセス権の設定ができるBasic認証というものがある。以下のコードを 「.htaccess」ファイルに書き込んでサーバにアップし、そのディレクトリに接続すると、定番のダイアログボックスが表れて、入力を求められる。

AuthType BASIC
AuthName "TEST"
AuthUserFile "/home/hoge/.htpasswd"
require valid-user

アクセス権が認証されて接続が成功するとそのままログインする。アクセス権がないと「401Unauthorized」のエラーが出る。

尚、パスワードを設定するなら「.htpasswd」に暗号化した文字列を書き込まなければならない。ネット上で暗号化してくれるサイトもあるが、最近のレンタルサーバはこれらの一連の作業を管理パネルから簡単にできるようになっている。

アクセス権の意味を簡潔に説明すると

接続するための権限を言う。