ビットレート
ビットレートは圧縮時によく出てくる言葉であり、この場合は一秒分のデータ量がどれぐらいなのかを表す。多くは動画や画像、音声データで使われるがこれらは別々に計算される。
基本的にビットレートが小さいほど、画質も音質も低下する。しかし、その分ネットでの通信速度は上がり、PCのスペックが低くても快適に動作する。また、ダウンロードしながら再生行うストリーミングも可能となる。
反対にビットレートが高くなると、今度は画質や音質が優れたものになる。その反面、ネットでの通信の速さは低下し、パソコンの性能が低いと、重い動作となる。ストリーミングでは、ダウンロードが追いつかないことも。
多くの場合、高画質を求めてビットレートを高めに変更する傾向が強い。回線の環境や再生を行う端末の性能を目安としてビットレートを設定する必要がある。
動画の画質は、パソコンの内臓グラフィック機能によって左右されることはほとんどないと思われる。もともとのビットレートが使われる。動画の画質に影響を与えるのはCPUによるエンコード法によるもの。また別の部分の問題である。逆をデコード。しかし、グラフィックボード(ビデオカード)によっては、キャッシュや先読みなどでストリーミング再生に差がでることもある。
動画の動きに関しては、3DやCGなど、計算処理が行われるケースにおいて、グラフィックボードの追加でで改善できるケースがある。これはビットレートと直接関係なく、フレームレートの問題。パソコンではグラフィック機能がオンボードになっているケースがあり、この場合、グラフィックボードをPCIスロット等に差し込むことで改善できる可能性が高い。ただし、パソコンケースはメーカーによって独自に設計されたものが多く使われており、その場合、マザーボードにPCI-ExpressやPCIスロットがあったとしても、ケースが小さすぎて差し込めないこともある。
回線速度に介しては、契約の変更を行うしかない。広帯域であるほど通信は速くなる。
ビットレートの単位は、「bps」である。1000bpsだと、「1Kbps」に変換できる。1000Kbpsは「1Mbps」。これらは画像や音声などの圧縮だけでなく、保存した画像や音声などをパソコンで再生する際に、データが転送される速さの単位としても使う。また、インターネットの通信速度もビットレートで表現される。youtubeなどの動画サイトでは、ビットレートを変換して視聴できる。
尚、フレームレートは一秒間あたり何回画像を書き換えることが出来るかの回数のこと。単位は「FPS」となる。