コンピュータ
デジタルとアナログに分けられるが、アナログには限界があるため、コンピュータと言えば一般に、プログラム内蔵方式のデジタル自動計算機を指す。広義には計算をする機械のことを言う。アナログ計算機は数値のみの計算しか出来ないが、デジタルでは、その他の情報も扱えるという点が異なる。
コンピュータとされるものには、パソコン、メインフレーム、スーパーコンピュータ(スパコン)などがある。このうち、パソコンはいわゆるパーソナルコンピュータのことである。PCとも。一般に広く使われているコンピュータであるため、知らない人はいないと思うが、小型で簡単操作が出来るものを指す。デスクトップやノートパソコン、タブレットなどがこれにあたる。
メインフレームは、かつてコンピュータと呼ばれていた大型のタイプである。ミニコンなどと区別するためにメインフレームと呼ばれるようになった経緯があり、もともとは大型のコンピュータのことであった。というよりも、昔は大型しかなかったのである。メインフレームは大きな組織向けに作られており、オープンシステムより、メーカー固有のアーキテクチャとなっている傾向にある。また、スパコンのようにある種の利用に特化したものではなく、汎用性があるのも特徴。ただし、メインフレームという言葉自体にはハッキリとした意味付けはされておらず、使い道や規模、いきさつなどによって呼び方が変わる。オープンシステムを積極的に取り入れたタイプもある。
スパコンは、計算に特化しており、最も新しい技術が取り入れられているコンピュータのことである。こちらも定義はあいまいであるが、その時代にとってある一定以上のスピードで処理するコンピュータのことを指すことが多い。通常のコンピュータとスパコンで異なる点は、後者が並行処理するところである。一般的なパソコンが数個のCPU(プロセッサ)で処理するところを、スパコンでは数万個のCPUが搭載されて、処理している。簡単に表現すると、ものすごい速さで計算するコンピュータのことである。
このようなコンピュータを国レベルで競争して作り上げたり、誕生させることは、国レベルの技術水準を引き上げ、更には、後の一般的なパソコンやサーバなどへのコンピュータにも還元されることにもつながる。