プレーンテキスト

プレーンテキスト(plain text)とは、テキストのみで構成される、文字の修飾情報を一切持たない純粋な文字データのことをいう。

プレーンテキストは、人間が見て理解できる文字列のことである。ここで理解できるとは、プログラムソースコードのことではない。このソースコードも見る人が見れば理解できるが、プログラミングをしたことが無い人には分からないものである。プレーンテキストは、日本人であれば、日本語のことである。ウィンドウズを使っているならメモ帳で開いて、理解できる文字のことである。

簡易なテキストエディタで開くことができるため、便利である。しかし、テキストの装飾にはHTMLやそれに付随するCSSなどを使わなければならない。

プレーンは平面や簡素なさま、平易な、簡単な、装飾の無いといった意味を持つ言葉である。暗号化されていない文章のことをプレーンテキストと言うが、これは平文のこと。暗号に対して、普通の文章を平文というためである。

プレーンテキストは、バイナリバイナリコード機械語)と対比されることが多い。バイナリとバイナリコードは、二進数と二進数コードのことであるが、これらにプレーンテキストは含まれない。

プログラムは人間によって作られ、それをコンパイラによってバイナリコードに置き換える。この過程をコンパイルビルドという。CPUはコンパイルされたバイナリコードを見て、作業を実行するというわけだ。

しかし、多くのプレーンテキストは特定の文字コードに基づいて作られており、これをバイナリとする見解もある。USBフラッシュメモリや他のストレージから転送したデータであっても、その作業が行われていると、結局は二進数による処理がなされているからであろう。

プレーンテキストの意味を簡潔に説明すると

装飾情報を持たない純粋なテキストのこと。