レジストリ

レジストリ(registry)とは、オペレーティングシステム(OS)に設けられているアプリケーションなどの設定を記録したファイルのことである。

Windows3.1までは構造の単純なINIファイルなどに簡単な情報を記録するだけであった。レジストリが普及するとアプリケーションやドライバの設定情報など幅広く記録するようになった。

通常、これらの設定保存はOSとアプリによって行われる。しかし、OSやソフトの機能を拡張したい時には手動でレジストリを編集することができる。例えば、ゲームをする際に画面の解像度を変更したり、ブラウザでソースを開く際に使用するエディタを好きなものに変更するといったことができる。

また、ソフトをアンインストールしたときに、場合によっては設定情報が残ってしまうことがある。これを削除する場合にもレジストリを直接編集すれば可能である。他にもマルウェアによるレジストリの改変に対して、修復を試みることが可能。

レジストリ エディタとは

Windows95から標準搭載されたレジストリ編集用のソフトウェアのこと。また、Windows98ではシステムユーティリティとしてレジストリ チェッカーが付属するようになった。これは、OS起動時にレジストリをチェックするもので、問題があれば、あらかじめバックアップしてあるレジストリと取り換える機能だ。

尚、レジストリ エディタで直接レジストリを編集した場合、OSを含め、システムが起動しなくなるといった最悪の事態を招くリスクがある。そのため、バックアップはもちろん、利用には細心の注意を払うべきである。

レジストリの意味を簡潔に説明すると

OSとアプリケーションに関わる情報を保存したファイルのこと。