パースエラー
パースエラー(Parse error)とは、構文解析する際に発生した構文(文法)のエラーのことをいう。
パースエラーは、記述したプログラムをコンパイラが処理する過程において生じた、文法エラーのことである。コンパイラはコンパイルするソフトウェアのことで、コンパイルとは、人間が記述したソースコードを機械語に変換すること。通常、コンパイラは字句解析から構文解析へと進み、ここで問題があるとパースエラーを発生させる。パースエラーがなければ意味解析へと次の処理に進む。
パースエラーは、パースする際に生じる。パースとは、一定の法則に従った文章を構文解析することで、そのためのソフトウェアのことをパーサという。各プログラミング言語にはそれぞれ厳密な法則があり、あるプログラミング言語で作成されたソースコードが、そのプログラミング言語の文法に従っていないとパースエラーを吐き出す。
パースエラーの多くは、セミコロンや括弧の閉じ忘れである。単純なミスであるため、凡ミスともいう。似たようなエラーでは、シンタックスエラーというものもある。こちらもプログラムの記述の仕方あるいは文法が間違っていることを知らせるアラートである。
いずれの場合もコンパイラ型であればコンパイル時に発見される。反対にインタプリタ型だと、全てのエラーが実行時に発見されるため、インタプリタ型のシンタックスエラーとパースエラーは、ランタイムエラーといえる。
パースエラーの意味を簡潔に説明すると
構文エラーのこと。