インプレッション

インプレッション(Impression)とは、サイト上に表示される様々なコンテンツの中の一部である広告が表示された回数である。

インプレッションは、深く感動して忘れないという感銘や印象、媒体への到達度を表すリーチなどの意味を持つ言葉である。また、雑誌や書物などに掲載された広告が人々の目にとまることなどを指す場合もある。ネット広告では、露出に関わる表示回数として使われる。

インプレッションは、CTR(クリック率)でいう表示回数を指す場合が多い。この場合、ページビューとインプレッションの値は通説では一致するとされる。例えば、同一の広告配信サーバから、一ページ内に三個の広告を貼るケースと一個しか貼らないケースがあるとしよう。表示回数という観点からいえば、本来は前者が三回、後者が一回となる。しかし、一般にはどちらも一回とカウントされるケースが多く、この場合のインプレッションは1となる。

また、広告配信企業から提供されている管理パネル内のインプレッションとアクセス解析のページビューが多くの場合、一致しない。これはデータの取得の仕方や扱い方が異なるためである。

インプレッションとページビューの違い

インプレッションは広告の表示回数である。これに対しページビューはブラウザによってページが読み込まれた回数である。どちらも意味的にはほとんど同じに見えるが、インプレッションは一ページ内に四個の広告が貼られていれば、4となる。これに対し、ページビューは広告が何枚貼られていても一ページ表示されたら、ページビューは1である。つまり、ページビューにとって広告は無関係な存在であって、そもそもカウントする必要が無い。ただ、広告配信企業が一ページ内に何枚貼っていても一ページ表示されたら広告表示(インプレッション)を1とする設定にしている場合があるので、インプレッションとページビューの混同がよく起こる訳である。純粋な広告表示回数はサーバへのリクエスト回数と一致するため、普通は容易にカウントできることから管理パネルでも確認できるはずだ。

インプレッションとCTR

CTRは、クリック数÷インプレッション数で求められる。例えば、インプレッションが50回でクリック数が5回の場合、CTRは10%である。この値が高いほど、収益は増える。

尚、インプレッションの判定や定義は、企業などによって異なる場合がある。例えば、ある一定範囲の広告が表示されればインプレッションがあったとする判定方法や広告の全部が表示されなければインプレッションがあったとはしないとする判定方法もある。

インプレッションの意味を簡潔に説明すると

広告の表示回数のこと。