ダイナミック

ダイナミック(dynamic)とは、動的、力動的、力強いなどを意味する言葉であり、ウェブページでは動的に表現したページを指す。

ダイナミックは関数などの呼び出しで動的変数とも言われるが、これは変数が初期化(イニシャライズ)されるからである。そのため、必要な場面でだけ、用意するといった意味でも使われる。

ダイナミックHTMLとは

HTML機能の範囲を大きく広げ、ホームページで動的に表現できるようにしたものを言う。例えばスタイルシートやJavaScriptなどを使ってウェブサイトを動的に変更する技術など。HTMLは静的であるため、こうした抽象概念が生まれた。

しかし、最初の頃はJavaScriptからHTMLをコントロールする方法がブラウザによって異なっていた。つまり、各ブラウザに対して専用のJavaScriptを書かなければならないといった手間があったため、各ブラウザ間における互換性がほとんどなかった。

そこでW3Cが、いわゆるDOMを勧告することで次第に浸透し、どのブラウザでも同じJavaScriptでHTMLドキュメントを制御できるようになったという経緯がある。

ダイナミック アロケーションとは

プログラムが使うメモリを、その実行によって動的に割り当てることを言う。普段は割り当てないという意味である。実行時にリアルタイムで割り当てることから、動的割り付けとも呼ばれている。

また、ダイナミック リロケーションは、動いているプログラムをメモリ内の他の場所で動かすためにアドレスを新規に割り当てることを言う。そのため、動的再配置とも。

ダイナミック リンクとは

プログラムを動かしている最中にディスクなどからダイナミック ライブラリを呼び出して使うシステムのこと。動的リンクである。このライブラリはダイナミック リンクライブラリと言う。

また、動的リンクに対して静的リンクもある。こちらはスタティックリンクと呼ばれており、プログラムの実行中ではなく、アプリケーションのリンク時にライブラリを結合する。

ダイナミック リンクライブラリとは

プログラムの機能を取り出してファイルにまとめたものを言い、DLLの拡張子がつく。あまり使われない機能をDLLにすることでメモリの使用量を減らすといったメリットがある。

また、使いまわしもできるため、必要な修正をDLLだけで済ませることができる。

ダイナミック ルーティングとは

動的ルーティングとも呼ばれる。ネットワークのある経路で負荷がかかっている場合、空いている経路を見つけて自動的にデータを振り分ける処理のことを言う。

ダイナミック レンジとは

最も小さい信号と最も大きい信号の関係を比率で表したものをいう。音響や写真などの機器で使われることが多い言葉。音響の場合、デシベルという単位が用いられる。

ダイナミックの意味を簡潔に説明すると

ウェブサイトの分野では、動的な表現ができるウェブページのことを言う。