トランザクション
トランザクション(transaction)とは、分けることのできない関係にある一続きのこと。もしくはその情報処理の単位を指す言葉である。
トランザクションは論理に矛盾が無く、一貫していなければならない。例えば、パソコンを使ってある商品を銀行振込で購入したとしよう。その際、自分の口座から出金という手続きが発生して、ショップなどへの入金という一連の処理が行われる。コンピュータによるこの出金と入金の処理、あるいは商品を買って代金を払うという一連の流れは、分割できない関係にある。これをトランザクションと言う。
データベース管理システムでは、注文が発生したら在庫を減らす処理をしなければならない。この時、何らかの障害で注文だけが成功して、在庫を減らすことができなければ、矛盾が発生する。そのため、注文処理が失敗したら在庫を減らさないようにし、成功したら在庫を減らすといった一連の手続きができるようにしなければならない。これもトランザクションである。
トランザクションが行われた場合、連なる全ての処理が完全に実行された時に成功となる。反対に一連の手続きの中で一つでも問題が発生すると、すべての処理が失敗したことになる。トランザクションは成功か失敗かの判定しかないため、どちらかが失敗した場合、両方とも取り消すことを想定してシステム作りをしなければならない。一蓮托生のようなこの一連の関係がトランザクションである。
トランザクション ファイルとは
データベースで、さばく一連の情報をひとまとめにしたファイルのことを言う。トランザクションは、このファイル専用に設けられている領域に記録してから行われる。どの部分でどういった事がされたのかを記録するファイルである。
トランザクションの意味を簡潔に説明すると
ひとまとまりの処理のこと。