レンダリング
もともとは、何らかの表現や描画をレンダリングと言っていたようである。
それがコンピュータグラフィックスの分野でも使われるようになった。この場合、位置、形、色といった膨大な数値データなどがあり、普通の人が見ても何のことか分からないデータである。
このデータをアプリケーションなどが描画のために様々な計算をし、人間にとって見やすい形に変えてくれる。その際に行われる計算や画像を作り出して描画することをレンダリングという。ゲームなどで立体的でリアルな画像を描き出すのがレンダリングの代表例。
ウェブでいうレンダリングとは
多分、こちらの分野で使われることのほうが多い。簡単に言えば、ブラウザがHTMLソースコードの計算をして表示することをレンダリングという。
ブラウザと言えば、ホームページを見るためのアプリケーションである。Internet ExplorerやMicrosoft Edge、Mozilla Firefox、Google Chromeなどが代表的なブラウザだ。
レンダリングは、ウェブページの表示速度などでよく使われる言葉だ。レンダリングを妨げるリソースを除外するといった使われた方をよくする。このケースのリソースとは、JavaScriptやCSSなどのことである。
これらのプログラムがヘッダ上部で読み込まれるとレンダリングが遅くなる。そのため、バッググラウンド(非同期通信)でこれらのファイルを読み込ませたり、JavaScriptやCSSのコードが少なければ、HTMLコード内に直接書き込んだり、或いはレンダリングを妨げる部分のJavaScriptやCSSのみを取り出してHTMLに直接書き込み、そのほかはフッター付近で読み込ませるといったテクニックが用いられる。
レンダリングの意味を簡潔に説明すると
ややこしいデータを人間にも分かるように表示すること。