エンコード
エンコード(encode)とは、信号やデータに対し、意味やもともとの価値を保ちながら、別の形式に変えて、元に戻せるような形にすることである。
アナログ信号をデジタルに変換したり、データの暗号化、日本語を使えないURLのエンコード、世界中にある言語とコンピュータ間で行われる文字エンコード、音楽データを圧縮してMPEG-1 Audio Layer-3(MP3)などの形式へ変換するエンコード、動画を圧縮してMPEG2などへ変えるエンコードなどがある。また、オーディオやビデオなどの再生機器で、ある形式の動画や音声のデータが使えるようにすることもエンコードという。更に、モールス信号もエンコードであるが、通信技術の発達によって現在は使われていない。モールス符号ともいう。
エンコードとエンコーダー
エンコードするには、エンコーダーと呼ばれるソフトウェアやハードウェアが使われる。一般には、ソフトウェアでの変換が広く行われるが、アナログ音声をデジタル変換するA/Dコンバーターなどのハードもある。
デコードとデコーダー
デコードとは、エンコードの逆のことである。つまり、エンコードによって規則性を持つデータに変換されたものを、もとに戻す作業である。デコーダーは、エンコーダーの逆の機能をもった、ソフトや機器のことである。つまり、エンコードによって作られた情報をエンコードする前の情報に変えるハードウェアやソフトウェアのことを言う。
エンコードの意味を簡潔に説明すると
信号やデータを他の形式に変換することである。