ページビュー
通常、サイトはいくつものページで作成されている。複数で作られたサイトの場合、普通は内部リンクがある。そうしたリンクを辿って、他のページへ移動する。この場合、最初に訪問したところがライディングページで、ページビュー数は1とカウントされる。次にリンクを辿って他のページへ移動すると、ページビュー数は2とカウントされる。更に移動した場合、ブラウザに読み込まれるたびにページビューは増えていくことになる。ページビューは一人当たりの閲覧数の合計に、訪問したユーザー数を掛け合わせた合計である。通常は特定の期間に絞って計算される。
こうして合計されたページビュー数は、そのサイトやホームページの人気の度合いや評価、目安を知るための尺度となる。この場合、同じ人が100ページ閲覧すれば、ページビュー数は100となる。10人いたとするとページビュー数は1000になる。同じ人に何度も閲覧されるということは、それだけそのサイトに必要なものが揃っているとも解釈できる。
しかしサイトで広告を表示している場合は、少し解釈が変わる。これは、最初に訪問した時に表示される広告に興味が出ればクリックされやすいが、何度も訪問する人には見慣れてしまった広告がスルーされて、クリックされにくいという傾向があるからだ。その場合、複数閲覧されても広告のクリック回数がほぼ0であるため、サイト全体のCTR(クリック率)が低くなる。つまり、ページビューを基準にすると、CTRの効果を測る上でバラツキが出やすいということである。そこで、ページビューに変わってユニークユーザー(アクティブユーザー)を基準にして測定することがある。
ユニークユーザーは、特定期間に対象サイト内で、ブラウザにページが一回以上読み込まれた場合のユーザー数のことを言う。そのため、特定期間内であれば、何回ブラウザに読み込まれてもユニークユーザー数は1である。そのため、閲覧人数に対しての広告効果がハッキリするため、ページビューを基準にするより役立つと考えられている。
尚、ページビューは、ウェブページ単位で測定する。ファイル単位で計測すると画像や動画なども含まれ、Webページの人気度の目安が判断しにくくなるためである。