フレームワーク
フレームワークは、開発時によく使われる特定の処理や機能をまとめたソースコードをいう。これを自分が作成するアプリケーションの土台にする訳だ。身近なものとしてはjavascriptで用いられるグラフ系などのフレームワークがあげられる。
フレームワークは、はじめから多くのケースで利用されそうな機能が盛り込まれており、全体的な管理も行われる。何人かで開発する際にも管理がしやすくなっている。これはフレームワークには、決められた独特のコードがあってそのコードを使わないと動作しないようになっているからだ。そのため、誰が開発しても似たり寄ったりの結果になり管理が容易になる。だが、最大のメリットは一から自分でプログラムを作らなくて済むという点である。逆に、フレームワークが定めているルールにしばられるため、特殊な処理を加えようとすると手間がかかることがある。あと、ある程度プログラムの知識が必要になる。
フレームワークとCMSの比較
フレームワークと似たものでは、CMSがある。CMSとは「Content Management System」のこと。いわゆるブログなど。HTMLソースコードを一から作成しなくてもネットにコンテンツを公開できるシステムである。仕組みが非常に類似していてフレームワークのような気もするのだが、明確な情報は出てこない。
フレームワークの場合、車のエンジンを載せ替えるようなイメージなのだが、CMSでは車をまるごと取り換えるイメージである。はじめから管理パネルが容易されており、ちょっとした設定で誰でも利用できるようになっているからだ。
フレームワークとライブラリの違い
ライブラリは、よく使う関数やデータなどをまとめたファイルのことである。ライブラリの場合、プログラマーが作ったプログラムに機能が提供されるという傾向になっている。これに対し、フレームワークでは、フレームワークに対して、プログラマーが作ったプログラムが動作する傾向になっている。