ピクセル
ピクセル(pixel)とは、ドット呼ばれる点情報に色を付加したデジタル画像の最小単位のことを言う。
四角形で構成されるピクセルをそれぞれをつなぎ合わせ、出来上がった画像の大きさを表す時に用いられる。例えば幅2000ピクセル、縦500ピクセルという画像があった場合、横にピクセルが2000個並んでいて、縦にピクセルが500個並んでいることになる。デジタルカメラでは、このピクセルに相当するものが画素である。画素数とは画素の数であり、ピクセルの数のことでもある。従って、画素数の高いデジタルカメラを使うことで、写真がより綺麗に撮影されるということになる。
また、ピクセルはあくまで画面の中で使われる単位であるため、現実世界でその長さを計算するには、dpiと呼ばれる解像度を示す単位が用いられる。dpiは現実世界のおよそ2.54センチに対して、ドットが何個入っているかを表す。dpiの単位はインチであり、1インチは、2.54センチとなる。プリンターによる印刷の出来栄えやスキャナーで読み取る際の精度などに、解像度を示すdpiが使われる。この数値が低いほど印刷結果における質が低下し、高いほど綺麗に印刷される。
ちなみにドットと呼ばれるものは、物理的な点のことである。ピクセルと同じ意味で使われることも多いが、厳密にいえば違う。ピクセルは時代と共にその大きさが変化してきた経緯がある。パソコンの大きなディスプレイやテレビなどの大画面は、大型になるほど一つ一つのピクセルが大きくなる。これに対して同じサイズのディスプレイでも、昔と今とではそのピクセルの大きさに差があり、時間が経過するとともに一つ一つのピクセルがだんだん小さくなっていっている。画面は大型化される一方で、4Kや8Kと呼ばれるものが登場し、一つのピクセルがどんどん小さくなって、更に拍車がかかっている。
ピクセルの意味を簡潔に説明すると
ドットに色情報を付加した、画像の最小単位のこと。