シーピーユー/CPU
CPUは、「Central Processing Unit」の略称で、セントラル・プロセッシング・ユニットという。日本語では中央処理装置。人間でいえばよく脳の部分にあたると言われている。
基本的にCPUはコンピュータの中枢部であり、入力装置やプログラムによって与えられた命令に基づいて演算し、その結果をモニターなどの出力装置に反映する。その過程でレジスタ(アキュムレータなど)と呼ばれる部分において四則演算や論理演算の結果を一時的に格納する記憶回路を使うが、これと共に他のキャッシュがCPUに含まれることもあるようだ。
CPUはパソコン全体の性能を決定づける直接的な理由となる。原則、クロック周波数の値が大きいほど性能に優れていることになる。しかし、コアが複数搭載されている場合、基本的に数の多いほうが高性能となる。
コアは一つであればシングル、二つであればデュアル、四つであればクアッド、六つだとヘキサ、八つはオクタルやオクタ、オクトなどと呼ばれる。これらは外見上一つのCPUであるが、内部的には複数のプロセッサが存在していることになる。複数の場合、マルチコアとも。
マルチコアは、マルチプロセッサに比べると、物理的に占有するスペースが小さい。マルチプロセッサは一つのコンピュータに複数のプロセッサが取り付けられているタイプを言う。ちなみにスーパーコンピュータでは、数万から数十万個に及ぶプロセッサが取り付けられている。その分、桁違いのスピードとなる。
また、パソコンに搭載できるCPUはマザーボードの性能によって種類や上限が決められており、それ以外のものは取り付けることができない。そして、スペックの高いCPUを設置しても、その他のパーツのスペックが低ければ、そのCPUの能力を最大限に活かすことが出来ない。
尚、プロセッサやマイクロプロセッサと呼ばれるものもは、ほとんどCPUと同じ意味で使われる。厳密にはプロセッサコアだけをCPUとすることもあれば、他の部分にまで及ぶこともある。プロセッサコアは古い分類方法だと、おそらく演算や制御のみのことを指していて、レジスタや他のキャッシュ領域は含まれないのかも知れない。また、CPUの使用率はタスクマネージャー、温度に関してはBIOSで確認できる。その他、かつて活躍したアクセラレータは見られなくなっている。