アパッチ
アパッチは、スーパーコンピュータを取り扱う米国科学財団施設の一つで誕生した。この施設をNCSAと呼ぶ。アパッチは一旦普及したものの放置された経緯もある。現在のアパッチは、NCSA httpd Ver1.13を改良して作られたソフトウェアとなる。改良したのはApacheというボランティア団体であるが、その後更に放置され、再びユーザによってサポートが復活。現在、Apacheソフトウェア財団によって開発されており、オープンソースソフトウェアである。アパッチのバージョンには、1.3系、2.0系、2.2系、2.4系がある。
アパッチのログ
ログには、「IPアドレス、クライアントユーザ名、認証ユーザ名、アクセス時刻、リソース、ステータス、転送量、リファラ、ユーザーエージェント」といった内容が、一行ずつ記録される。クライアントユーザ名と認証ユーザ名は未設定であることが多いため、大抵「 - - 」と表示される。アクセス時刻は、アクセスがあった日時。リソースはどのページへ接続されたかが分かる。ステータスはいわゆるHTTPステータスコードである。正常にアクセスできれば200、ページが見つからなければ404など。転送量はバイト単位であり、リソースの転送量を意味する。リファラは、どこのURLから接続してきたかが分かる。ユーザーエージェントは、アクセスしてきた端末のOSやブラウザなどが分かるようになっている。ロボットなどのアクセスもこのユーザーエージェントの項目にログとして保存される。
サーバとは
アパッチなどのウェブサーバを含め、ファイルサーバやメールサーバ、プリントサーバなどがある。ネットワーク上で様々な機能を提供するコンピュータを指す。一台のサーバで多くの機能を提供することも可能だが、複数のサーバを設置して負荷を分散させることもある。提供されたサービスを利用する側のコンピュータは、クライアントと呼ばれる。