ドス/DOS

DOS(Disk Operating System/ディオーエス)とは、円盤状のディスクが組み込まれたコンピュータを制御できる昔のOS(オペレーティングシステム)の総称のことをいう。

SSDが普及しているものの、磁気ディスクを用いたハードディスクもよく使われている。そういう観点では、パソコンにインストールされるオペレーティングシステムもDOSと言えるのかも知れないが、DOSとは言わない。あくまで昔のオペレーティングシステムの名前の前後につけられていた単語である。

ただ、その中でもマイクロソフトのMS-DOSは有名である。当時の知名度はよくわからないが、その後のWindowsシリーズでマイクロソフトという企業が世界規模で有名になった経緯がある。そのため、DOSといえば、これを指すことが多く、一般には代名詞になっている。

マイクロソフトのDOSは、Windowsの前身である。WindowsはOSのことで、これはウィンドウズだけに限らない。例えば、パソコンでよく使われるマックやLinux(リナックス)もOSである。UNIX(ユニックス)も然り。スマホでは、アップルのiOSやgoogleのAndroidなどがこれに該当する。

また、モバイル向けの多くは、もとを辿ればUNIX系から派生している。その中でもAndroidはUNIX系のLinux型、iOSはUNIX系から独自に開発されたものとなる。

DOSでは、キーボードからコマンドを入力するが、これをCUIという。ウィンドウズはGUIであるが、CUIとGUI、どちらが先に誕生したかは、見解が分かれる。ただ、GUIはCUIよりその構造が複雑となる。また、CUIを飛び越えていきなりGUIが先に誕生したとする明確な根拠を示したデータは見たことがない。構造の複雑さという観点から考えると、普通はコマンド入力が先とするのが妥当であるが、真実は不明。

DOSの意味を簡潔に説明すると

ディスクの概念を取り入れて管理する昔のOSのこと。