トラフィック

トラフィック(traffic)とは、ネットワーク上を行き来する情報量のことを言う。

トラフィックには、交通や交通量、輸送量といった意味がある。そのままである。ITの分野では、ネットワーク中を移動する情報量を意味する他、アクセス解析による訪問者の数に対してトラフィックが増大した、などという表現で使われる。

ネットワークのトラフィック

インターネットを通してホームページを閲覧してると、表示が遅くなる時がある。もちろん、パソコンの性能があまり良くなかったり、ハードディスクの容量が、無駄なデータで占有されていたりすると、そもそも遅いのではあるが。しかし、それとは関係なく遅くなる時がある。これは、ネットワークを利用する人が増えて、トラフィックが増大したために起こることもある。また、閲覧しているサイトで、何らかの理由によって突然トラフィックが増大することもある。この場合も接続しにくくなる。時間帯にもよるだろうか。一般的には、夜の19時あたりから22時あたりで、ネットワークの混雑が起こりやすいかも知れない。ただ、トラフィックの増大のせいだと思っていたら、実はメンテナンスや障害などでネットワーク回線が途切れていたりもする。

アクセス解析のトラフィック

セッションユニークユーザーアクティブユーザー)、ページビューなど色んな指標があるが、データ量という観点からすると、ページビュー数がトラフィックに直結する。ページビューはページが何回開かれたのかを表す数値だからだ。セッションはユーザの接続開始から終了までを一回とカウントするため、その期間内であれば何回ページを開いても一回である。ユニークユーザーは、ある期間内に訪れたユーザー数のこと。同じ期間内に再び訪れるとセッションはプラス一回となるが、ユニークユーザーの数はカウントされない。つまり、同じ期間の集計で最も多くなるのがページビューで、次にセッション、その次にユニークユーザーという順番になる。ただ、自然検索の観点からは、セッション数かユニークユーザー数のトラフィックが注目されるかも知れない。

トラフィックの意味を簡潔に説明すると

ネットワーク上を行き交うデータ量のこと。