バイナリコード
バイナリコードは、実行形式のプログラムのことである。ソースコードを機械語もしくはオブジェクトコードに変換したものをいう。表現がいくつもあってややこしいのだが、機械語もオブジェクトコードも二進コードもバイナリコードのことを指す。
プログラムはまず、人間によって作られる。これがソースコードと呼ばれるもの。これを今度はコンパイラを使って機械語に変換する。このプロセスがコンパイルやビルドと呼ばれる。そして、変換された内容に沿ってコンピュータが作業することを実行という。
厳密には、CPUが理解できる形にしたものがバイナリコードである。CPUは0と1、あるいはonとoffの組み合わせで処理をする。CPUはプロセッサとも呼ばれており、人間でいえば頭脳部分にあたる。コンピュータはこのプロセッサを利用して、バイナリコードを処理している訳だ。
バイナリとは二進数のことである。二進数は0と1の世界のことで、オンとオフなど対極する概念の組み合わせで処理をする。更にいえば、0と1の組み合わせだけで、全ての情報が扱えるということである。
バイナリはよくプレーンテキストに対比して用いられる言葉である。プレーンテキストは、文字だけで構成されており、文字の色やその大きさといった加工情報は一切持たない。もちろん、バイナリデータも含まない。しかし、特定の文字コードによって作られたデータは、既にCPUによって二進数の処理が施されている。コンピュータで扱うデータは全てバイナリコードであるため、プレーンテキストもバイナリコードであるとする見解もある。
バイナリコードの意味を簡潔に説明すると
ソースコードを二進数のデータに翻訳すること。