ホットスワップ

ホットスワップ(Hot swap)とは、コンピュータの電源を入れたまま、周辺機器を装着したり、取り外したりできる仕組みや技術のことを言う。

サーバなどは、基本的に障害を避けなければならない。ホットスワップはこういった継続して運用されるコンピュータに搭載されるケースがある。しかし、ハードディスクなどのストレージOSが入っているケースだと、そのストレージは大抵ホットスワップが出来ない。これを強制的に取外してしまうと、OSはその動作を停止する。

また、ホットスワップの機能は、オペレーティングシステム(OS)、端末、デバイスドライバー、マザーボードBIOS等が、その仕様にそれぞれ沿っていれば使うことが可能となる。ホットスワッピングやホットプラグとも。また、活線挿抜(かっせんそうばつ)もしくは活性挿抜(かっせいそうばつ)ともいう。

ホットスワップに対応していない状態でデバイスを脱着すると、最悪機器が壊れる。基本的にパソコンケース内をいじる際は、電源を落としてから行ったほうが良さそうだ。マザーボードによっては、異常な電気を感知したら、自動的にシャットダウンさせる機能を持つものもある。

かつては、こういった周辺機器の接続時に、コンピュータの電源を一旦切らなければならなかった。USBフラッシュメモリなどはホットスワップが出来るデバイスの代表例で、対応するコネクターに差し込めば、自動的にドライバーがインストールされ、すぐに使える状態となる。

この自動的に設定を行うシステムをプラグアンドプレイ という。こちらも昔は一々手動で設定しなければならなかったという経緯がある。ホットスワップは電気が通ったままでも脱着できるという仕組みのことであり、プラグアンドプレイとは異なる技術である。

ホットスワップに対応してない装置でも、稼働中に取外しや装着ができるタイプもある。しかし、その装置がOS上で使えるようにするためには、一旦コンピュータを再起動しなければならないという制約がある。

ちなみに、USBメモリはいきなり取り外すことも多いと思われるが、ホットスワップ対応といっても、本来はタスクトレイのアイコンをクリックして取り外すものである。特にUSBメモリのランプが点滅しているのに無理やりとりはずした場合は、データが壊れてしまうこともある。

尚、自作キーボードでは、キースイッチやLEDをはんだ付けしないで脱着できる仕組みを言う。

ホットスワップの意味を簡潔に説明すると

電源が入っていても、交換ができる技術のこと。