ソフトウェア
単にソフトとも。ソフトウェアは、システムソフトウェアとアプリケーションソフトウェアに分類される。前者はいわゆるWindowsやMac、Linuxなどのオペレーティングシステムのこと。OSともいう。Linuxは無償であるが、有償のものはアクティベートが必要。
システムソフトウェアは、ハードウェアの管理やそのコントロールをする。ハードウェアの制御では、キーボードやマウスからの入力信号を各アプリケーションへ伝え、その一連の求めに応じて画面へ情報を描画するといったものが代表的。メモリやハードディスクなどに対して、適切な位置に適切なデータを書き込んでもらうのもプラットフォームとなるOSの仕事である。他に、ドライバやファームウェアなどもこれに当たる。
アプリケーションは、エクセルやワードなど、ある作業の目的のために作られたプログラムのことである。一般にアプリと呼ばれているものは、こちらに分類される。動画や音楽を再生したり、これらを編集したりするプログラムもアプリである。各種エディタやメモ帳、セキュリティーソフト、ゲーム、数え上げたらきりがないほどたくさんのソフトウェアが存在する。
ちなみに、ソフトウェアは、OSなどのシステムプログラムとアプリケーションに分類されるが、もともとはハードウェアに対比する用語だ。ソフトウェアが実体を感じにくいものであるのに対し、ハードウェアは物理的に手で触れることができる。もちろん、ソフトウェアもCD-ROMみたいに物理的な形を持つものもあるが、基本的にプログラムの塊であるため、パソコンへインストールすると実体は感じにくい。
ハードウェアでは、パソコンケースをはじめ、マザーボードやCPU、メインメモリ、ハードディスク(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)、グラフィックボード、LANカード、サウンドカード、ケーブル、水冷ファン、電源ユニット、キーボード、マウス、モニター、USBフラッシュメモリなどがある。これらはいずれも手で触れることができるものである。
ソフトウェアのOSは、これらのハードウェアを制御し、各アプリケーションとの連携を持たせるものである。各コンポーネントから要求されると、対応するコンポーネントへ通知し、画面に文字や画像などを出力させて結果を表示する。
尚、ソフトウェアは減価償却の対象となる。減価償却の耐用年数は資産ごとに定められており、ソフトウェアでは数年ほど。減価償却といえば形のあるものというイメージもあるが、ソフトウェアは入手時から対象になる。必ず使わなければならないという制約はない。減価償却は毎年の利益を減額計上できるため、税金を抑えるメリットがある。また、ソフトウェアの勘定科目は通常、借方に消耗品費となるが、高額になると借方の勘定科目はソフトウェアとなる。